読むしかなかった

実は今週一週間、新型インフル感染してお仕事休んでおりまして、熱下がるまでは死ぬかと思ったけど熱下がったらほんとやることなくてねえ。で、読んだもの。

グラスホッパー (角川文庫)

グラスホッパー (角川文庫)

伊坂さんはお話の転換の仕方がすごく上手。あと見せ方がすごい上手な気がする。面白かった。
ただ人死にすぎだけど。し鈴木が最後まで、強気になったりすぐ弱気になったりしながらも、奥さんへの思いだけはぶれずにまっすぐだったところが希望があって好きだったなあ。希望のない話は嫌いです。せっかく現実逃避してるんやもん。

東京ゲスト・ハウス

東京ゲスト・ハウス

いつも思うけど、角田さんの「普通の人を普通に書ける」ところがすごいと思う。会話とか、思考とか。江國さんみたいなちょっと現実感のないふわっとした語り口も大好きだけど、角田さんのお話に出てくる人たちは、本当に「友達の友達」の話、みたいな感じがある。だから読んでいて変な不快感がないのが好きだ。でも普通の人でもこれだけ物語になるんだよ、っていうのが面白いなと思う。

新装版 長い家の殺人 (講談社文庫)

新装版 長い家の殺人 (講談社文庫)

歌野さんのは、これが2冊目です。以前、「葉桜の季節に君を想うということ」という抜群に綺麗なタイトルで中身でものすごく裏切られる(いい意味で)体験をしたので読んでみようと思って。
途中まで面白くて面白くてぐいぐい引き付けられながら読んでたんですけど、途中でトリックに気づいてしまうという今までにないことが起こってしまって悲しかったです。ていうか、このトリック金○一になかった…?(あ、少年のほう)金○一がぱくった…?勘違い…?
結構昔の作品らしくて、時代が出てて、ちょっとにやにやした。出てくるバンドの名前が「メイプル・リーフ」とか「ジェントル・ウーマン」とか…なんか…うふふ。


あとはまごまご嵐を垂れ流したりしてます。何回か見てるから、見たり、寝たり、寝起きざま翔くんが「きのことれたよー!」て言ってるのを目撃してそわそわしたり。なんなんあの子、かわいいな。
1週間も休むのは不安でしょうがないですけど、まあだからって何ができるわけでもないから、とりあえず現実逃避しときます。