出会いはスローモーション
職場いけなくても仕事でけるよ!と強制的にポジティブになってみた結果のこの旗たちです。
「今度赤挙げてー白下げてーのやつやりたい」と、とあるおばあちゃんからリクエストがあったので。
こうやってちゃんとおじいちゃんおばあちゃんに繋がってることしてると安心する。早く会いたいよー。
ほっとくと落ち込むので気持ちをしゃんとしようと思って
- 作者: 茨木のり子
- 出版社/メーカー: 童話屋
- 発売日: 1994/08/01
- メディア: 文庫
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茨木のり子さんの詩は冬の朝の凛とした感じがすごくする。
寒い台所にたって冷たい水で野菜をきれいに洗っている感じ。
その人のすっと伸びた背すじとか、少し赤い手とか、そういうものが浮かぶ感じ。そういう日本的な美しい風景が見えるような。
「自分の感受性ぐらい」という詩の
ぱさぱさに乾いてゆく心を
ひとのせいにはするな
みずから水やりを怠っておいて
自分の感受性ぐらい
自分で守れ
ばかものよ
というところがすごく好きで、これを読むと「はい!ごめんなさい!」となる。『落ちこぼれ』という詩もとても好き。
茨木のり子さんや、武者小路実篤の書いた詩を読んでると日本語って美しいなあとしみじみ思う。ことばそのものにきちんと重さがある。
でも日本文学界の巨匠たちの作品はことごとく読めません・・・ややこしいねんもん。
追記:
この部分に泣きたくなったので載せる。
いくじなしは いくじなしのままでいいの
泣きたきゃ 泣けよ
意気地なしの勁さ(つよさ)を貫くことのほうが
この国では はるかに難しいんだから−夏の声より−
茨木さん!ことばひとつひとつが肌に染み込むようでございます。