読書記録
- 作者: 森見登美彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 文庫
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もう始終笑いっぱなしでした。こんな声出して笑った本久しぶりな気がする。森見さんほんとに好きです。
最後に向かうにつれ、もうがっちがちに絡まってた糸が少しずつ解けていくような感じがすごく良かった。それがあったから、最終的に主人公が愛しくてたまりませんでした。
「我々の日常の90パーセントは頭の中で起こっている」というのがすごく名言だと思った。そのとーり!
- 作者: 小川糸
- 出版社/メーカー: ポプラ社
- 発売日: 2008/01/17
- メディア: 単行本
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ハードカバーって、本当に読みたくて仕方ない本のときにしか買わないので特別感があります。新しい本の匂いとか、ずっしりした重さとか、すごくすごく好きです。今からこの本読めるのかー!と幸せになる。装丁が素敵だとなお幸せ。食堂かたつむりは、装丁も可愛かったし、
ふるさとに戻り、メニューのない食堂をはじめた倫子。
お客は一日一組だけ。
そこでの出会いが、徐々にすべてを変えていく。
失ったもの:恋、家財道具一式、声
残ったもの:ぬか床
という帯に書かれた文章がわくわく感を増してくれました。
お話は、ぽかぽか陽気の日に干した布団にちょっとだけ残ったぬくぬくした感じ、とか、寒い日に飼い犬が布団にもぐりこんできた感じ、とか、そういう優しい温さが感じられて良かった。途中、少しとんとんと進みすぎて、客観的になってしまったところはあったんですけど、最終的にぬくぬくした気持ちで胸がいっぱいになりました。
「私にとって、料理とは祈りそのものだ」という倫子の言葉がすごく響いた。
ごはんに、これだけ人のことを想う気持ちと、食材に対する愛情、感謝がこめられているなんて、と思うと、お話の中に出てくるたくさんの奇蹟も実は偶然じゃなくて必然なんじゃなかろうかって思えてくる。
食材に対しての気持ちと食べる人に対しての気持ちをこれだけ誠実に持ち続けていられる倫子がすごく好きだと思いました。
倫子にとっては「料理すること」が「生きること」なんだなあと思った。良いお話を読んだ。
そして2009年の読書目標として
1:村上春樹に再チャレンジする
2:歴史ものに手を出してみる
を掲げてみました。自分の中で。
村上春樹は高校のとき、大好きだった現国の男の先生が「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」を面白い!って絶賛してて、先生に「村上春樹面白いですね」て言いたいがためにとりあえず「ノルウェーの森」読んでみたらば全然受け入れられなかったっていうトラウマがあって。
それから読まず嫌いしてるんですけどわたしの知り合いとか友達にも村上春樹好きが多くて、あとまつきくんも歌詞に村上春樹出てくるくらいやし、やっぱり「村上春樹いいですね」って言いたいなーと思ったので再チャレンジしてみる予定です。ただそれだけのために。
あと歴史ものというか、司馬遼太郎さんの本、結構好きなんですけど続きものだと全巻読破できなかったりしてるので今年こそは読破したいなーと思ったり。
そんな2009年読書目標でした。どうでもいいよね。