なにものでもない

春のオルガン (新潮文庫)

春のオルガン (新潮文庫)

読み終えた。最後の20ページくらいずっと泣いていた。
感動的なわけでも大きな事件があるわけでもないんだけど、登場人物の「悲しい」とか「悔しい」とかが、わたしにも見覚えのある「悲しい」「悔しい」だったので、それを無意識に思い出して泣いていたのだと思う。なんか言葉にするとややこしいけどこんな感じ。